資金作りができた後は
日本人と外国人の違い
せっかく稼いだお金でも使ったらなくなってしまうのがお金です。当たり前の話ですが、それは日本での話。海外ではちょっと違います。
日本製は品質が良いというジャパンブランドが定着したように、日本製品はエラー率が非常に低く、細部に至ってこだわって作られています。
単なる文化の違いかとも思っていましたが、そもそも外国人とは働いている時間の長さが違うことも原因があるのだと思います。
日本人は不具合があると残業してでも、休日出勤してでも解決しようとしますが、外国人は定時以外は働かず家族と一緒に過ごす時間を大切にします。
したがって、ある程度のエラー率は許容範囲内であり、お客もそれを当たり前のこととして許容します。そういう意味では文化の違いなのかも知れません。
あまり働かない外国人ですが、日本人と比べてどちらが豊かな生活をしているのか考えると、働いている時間の短さの割には外国人の方が豊かな生活をしているように見えます。
平日はほどほどに働き、休日は思いっきりレジャーを楽しんでいるように思えます。時間的自由も経済的自由も、日本人よりあるように見えてしまいます。
その差はどこにあるのでしょう。
稼いだお金は使わない
お金は使うためにあるもの。使わなければ何の価値もありません。
でも使えば失くなるものであり、失くなればこれほど困るものはありません。
使って失くなれば、また働かなければならず、いつまで経っても時間とお金に縛られた生活のままです。
では使ってもなくならないお金ができたらどうでしょう?
使ってもなくならなければ、稼いだお金は常に貯まり続け、いざという時(失業や病気をした時)の保険にもなります。
そんなお金があれば、時間とお金に縛られない生活ができるようになります。
使っても失くならないお金を作る
日本では当たり前の「稼ぐ」-「使う」-「稼ぐ」-「使う」というスパイラルでは、いつまで経っても経済的自由と時間的自由を手に入れることができません。
欧米のように「稼ぐ」-「増やす」-「使う」-「稼ぐ」-「増やす」-「使う」という一手間を増やすことで、使っても失くならないお金ができます。
要するに「増やしたお金だけを使う」ということです。
仮に月に30万円を使う必要があったとして、月利1%で運用できるとすると、3,000万円の運用資金があれば月に1%の配当だけで30万円が生み出されることになります。
あとは「運用資金3,000万円をどうやって作るか」ということです。
資金ゼロから運用資金を作る
今から3,000万円を短期間で作ることは至難の業ですが、やりようによってはできないことはないでしょう。
目標を立てたら、それに見合った手段を見つけるだけです。
仮に月利10%の利回りで3年間運用することができるとすると、以下のように毎月10万円を積立てながら複利運用すると、3年後には3,300万円になります。
または初期費用100万円で3年間複利運用すると、3年後には3,100万円になります。
こうしてできた運用資金3,000万円を、その後は月利1%で安定的に運用できれば毎月30万円の配当を得られますので、増えたお金だけを使う「失くならないお金」ができあがります。